Pinebridge-Guitar-Memo

アクセスカウンタ

zoom RSS かつて青森にあった『T's-note』

<<   作成日時 : 2011/08/30 21:15   >>

トラックバック 0 / コメント 4

 青森市新町の夜店通りに『T's-note』はあった。今も通りにそのまま黄色い看板が見えているはずだ。

 インターネットでこの店のホームページを見つけたのが先だったか、「ACOUSTIC GUITAR MAGAZINE」で広告を見たのが先だったか思い出せない。いずれにしても、この店のホームページをみると、掲示しているギターが素晴らしいものばかりで、青森にもこんな店があるのかと驚いた記憶がある。

 数年前、青森市に出張の帰り、青森駅に向かう途中、この店に足を運んだ。
 階段を上がった建物の2階の奥にこの店はあった。
 気後れして入り口で入るかどうか躊躇したが、思い切って扉を開けると、中はワンフロアで、なんと靴を脱いで入店するところだった。
 壁一面に、ギターが吊して展示してあり、美術館のフロアのように、部屋の中央付近に平たい長いすがいくつか置いてあったような気がする。

《写真は浜田伊織さんのページにあった店内の様子》
画像

 廉価版のギターなどは置いておらず、Martin や個人ルシアーのギターなどいわゆる高級ギターだけを扱っている店だった。店内には私の他に2・3人の客しかいないこともあり、思い切って入店したはいいが、場違いなところに来てしまったのではと、どきどきしながらギターを眺めていた。

 店主の男性が、「何かお探しですか?」と声をかけてきたので、「なかなかこんなギターを見ることがないので見せてもらいに来ました。」と答えた。「興味があるギターがあれば、どうぞ弾いてみてください。」と続けてきた。
 いったんは見に来ただけですからと断ったが、どうぞどうぞ遠慮せずにと勧められ、汗を拭き、ギターに傷などつけないようにネクタイピンを外して、長いすに座った。

 最近はドレッドよりも000のようなギターがよく出ると言うことだったが、このときの自分はまだ、ギターはドレッドでなければならないと思っていた。だから、一番興味があったのがD-42だった。

 試奏の際、ハーモニックスでチューニングを確かめていたら、常時展示のため、ギターはみな半音チューニングを下げているんですよと言うことだった。音のバランスがよく、低音は心地よく響いたが、高音のキラキラ感が想像していたより感じられなかった。

 ドレッドばかり3台ぐらい試奏しただろうか、店主は、「お客さんは、ドレッドの大きさを全く苦にしてませんね。結構弾かれた方なんですね。」と声をかけてくれたが、買わせる作戦に乗ってはいけないと思ったし、分不相応というか弾きこなす腕もないのに、こんな高価なギターは買えないなあとも思っていた。(ギターには値段がついておらず、尋ねるとD-42は五十数万円と言うことだった。)

《写真は、左の浜田伊織さんのページから、中央が店主のTERUさんとある。》
画像

 列車の時間が気になりながら、後日またじっくりと見せてもらおうと思い、店を後にした。その後すぐにはなかなか行くことはできなかったが、たまに行ってみたときはいつも閉まっていた。

 そうしているうちに勤務先が青森市になり、喜び勇んでこの店に何度も足を運んだが、いつ行っても閉まっていて、看板等はそのままあり何の通知も張り紙もなかったが、そのうちに閉店したのだろうとあきらめた。なぜもっと早くに店に行って見なかったのかと何度も思った。

 結局、この店には一度しか入っていない。しかも、気持ちが高ぶっていて、記憶が曖昧になっているところもある。
 青森市には単身赴任で3年間勤務した。忙しい職場だったが、一人暮らしの生活なのでギターに触れる時間は八戸にいるときより格段に増えた。もし、あの店がそのまま営業していたら、3年の間に、誘惑に負けて、きっと恐ろしいことになっていたのではないかとも思ったりもする。
 しかし、その後、青森市では、グルーヴィンも撤退し、成田本店の4階の楽器店にはよく通ったが、見るべきギターはなかった。

 「MARQUIS DEALER」の称号を持っていたから、Martinの取扱店の中でも優れた店の部類に入る店だったのだろう。こんな店は東北の近隣県でも見たことがなかった。
 高級ギターばかり扱っていたことが、商売的に難しかったのだと勝手に想像したりもするが、本当に惜しい店であったと思う。
にほんブログ村 音楽ブログ アコギへ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
人気ブログランキングへ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
初めまして!
自分は森市在住。アコギを弾いて数年という物です。この店には歩いて行ける距離でした。ホームページを見て何時か行こうと思ったら残念ながら店はなくなってました。
私の患者さんが店のオーナーさんと知り合いで閉店の時にギターを数本買い取り、そのギターを全部試奏させて貰うことが出来ました。八戸、弘前にはあるのに森市内ではいいギターを置いてある店は皆無です。ギターファンとしては歯痒い思いです。
人生バックドロップ歯科医
2011/09/04 10:00
 コメントありがとうございます。

 実は、以前、アコースティックギターのことで何かネット検索をしていると、よく人生バッ
クドロップさんのページがヒットし、時々見させていただいておりました。

 2009年6月だったかなあ、MMという名前で、吉川忠英氏の情報をコメントさせていただいたことがありました。メールも送らせていただいのですが、Hotmailアドレスを使ったので、おそらく迷惑メール自動処理にひっかかるかして御覧になっていないと思います。

 青森市の押尾コータローとジェイクシマブクロのライブの2回ほど会場でお見かけしました。青森にいるときに、こちらからお声をかけていたら、いろいろ教えていただけたのでないかと悔やんでいます。



 
Pinebridge
2011/09/04 11:18
メールは受け取ってませんでしたね
同じ会場でライブ聞いていたんですね!
30日のコータローは行きます。
忠英さんは今年も来てくれると信じてます。
どこかの会場で見かけたら気軽に声をかけて下さい。森にもソロギター弾いている方がいて本当に嬉しいです!これからも宜しくお願いします。
人生バックドロップ歯科医
2011/09/04 22:11
青森に単身でいたときと違い、いろいろあって30日の「カダール」は行けそうにありません。

 トシさん(=ルカチャー)情報によると、吉川忠英氏は、震災の被害に鑑み定例のツアーは延期したそうですが、こちらでは定番化した12月25日のクリスマスライブを、八戸A7でするそうです。もう一つ情報がありますが、これは公開できないので、ここには書きません。

 改めてブログも見させていただきましたが、書かれていたLarriveeのギターは、あのT's-noteにあったものだったんですね。

 “ソロギターを弾いている”などとんでもなく、下手なギターをソロで(一人で)弾いている自分ですが、いつかどこかでお会いできることを楽しみにしています。こちらこそよろしくお願いします。
PInebridge
2011/09/04 23:00

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
かつて青森にあった『T's-note』 Pinebridge-Guitar-Memo/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる