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zoom RSS “海に向かって”という曲

<<   作成日時 : 2012/10/11 00:44   >>

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 この曲は、それこそ自分が若い頃に聴いた曲ではあるが、3.11以降、また違った特別な意味をもって聞こえる歌である。このごろ、つい口ずさんでしまう歌である。

   “海に向かって”

            作曲:A.P.カーター (原題“When I'm Gone”)
            作詞:笠木透

 わたしはひとり 海に向かって 立っているのです
 海の風に吹かれながら 立ちつくしているのです

   こわれる世界を 止めようもありません
   何が私に できるというのでしょうか

 わたしはひとり 海に向かって 立っているのです
 海の風に吹かれながら 立ちつくしているのです

   あふれる想いを 止めようもありません
   わかっているのに どうにもできないのです

 わたしはひとり 海に向かって 立っているのです
 海の風に吹かれながら 立ちつくしているのです

   流れる涙を 止めようもありません
   それでも それでも 精一杯 生きたいのです


 最初に聴いたのは、ザ・ナターシャーセブンでだったと思う。
 ザ・ナターシャーセブンのこの曲をカバーしている人たちの動画を載せておこう。


 作曲のA.P.Carterは、あのカーター・ファミリー(The Carter Family)のAlvin Pleasant Delaney Carterである。
画像
(Best of the Carter Familyの12曲目が“When I'm Gone”)

 もちろんThe Carter Familyも歌っているが、The New Lost City Ramblersが歌ってより知られるようになったのではないだろうか。
画像
(The New Lost City Ramblers Vol. 5の6曲目が“When I'm Gone”)

 この人たちのカバーはそれっぽい。


 The New Lost City Ramblersは、あのPete Seegerの弟Mike Seegerのいたグループであるが、『レシーブ二郎の音楽日記』(2009/09/19)に次のような記述がある。

・・・モダン・フォーク・スタイルと違って、もっともっと古いアパラチアのマウンテン・ミュージックのスタイルを1950年代の終わり頃から70年代にけて蘇らせ、フォーク・リバイバルの一翼を担ったグループがニュー・ロスト・シティ・ランブラーズです。・・・

・・・ 放送の中では、いろいろと勉強になる話しがありました。ビル・モンローが1940年代にブルーグラス・スタイルをつくりあげたけど、1954年頃からプレスリー人気でロカビリー・スタイルが席巻し、南部ではフォーク・ミュージックにはあまり目が向けられなかったこと、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズは、ロカビリー・ブームの落ち着いた1958年にリバイバリストとしてデビューしたこと、マイク・シーガーは、アパラチアの山中に分け入り、古いスタイルを残すミュージシャンに直接楽器の手ほどきをうけたこと、フォーク・リバイバルが下火になってきた1970年代には、アメリカだけでなく、世界各地で、そのスタイルを広めるワークショップを開いたこと、マイクは、「古いスタイルをそのままコピーする」ことはとても意義あることで、昔の文化は記録しないと消えてしまうと考えていることなどがわかりました。・・




 このグループをよく聴いていたのが、Bob Dylan、Ry Cooderなどであり、日本では、高田渡さん、高石ともやさんということになるだろう。


 高田渡さんの名曲“生活の柄”も、作詞・作曲:高田渡となっているが、この“When I'm Gone”をもとにしていると考えられる。ちなみに、歌詞は、山之口貘氏の詩をもとにしている。

 素朴なメロディの繰り返しである。
 でも、これが自分の好きなスタイルでもある。

 自分がこの曲をどのように弾いているのかは、また別の機会に。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
確かに最初に高田渡を思い出しました〜!
彼のほのぼのした雰囲気が一番合ってるかも〜寝たのです〜?!(笑い)
kashin
2012/10/11 10:45
素敵な曲をありがとうございました
学生時代を思い出すメロディーでした
あの頃ナターシャセブンのコピーをしている
先輩のバンドがあり京都の歌などは今でも覚えています。
ササン
2012/10/11 10:50
>Kashinさん
3コードのシンプルな曲で、同じコード進行なので、似てしまうということもあるでしょうが、“海に向かって”と“生活の柄”の2曲は、同じ曲を親にもつ双生児といってもいいでしょう。

でも、それぞれの曲にそれぞれのよさがあり、両方とも大好きです。
Pinebridge
2012/10/11 18:04
>ササンさん
ナターシャーセブンのメンバーにはいろいろなことがあったので、取り上げるのに躊躇したのですが、曲は曲なので、これからは少し取り上げていこうかなと思っています。

ササンさんのいう京都の歌って、♪下駄の音 路地裏通り 雨上がりの街 ・・・ この街が好きさ 君がいるから♪ の“街”ですね。
この歌は、京都の人ならみんな歌えるという噂を聞いたことがありますが、どうなんでしょうね?
Pinebridge
2012/10/11 18:12
そうですか?渡さんの生活の柄の原曲がこんなところにあったんですね。勉強になりました。
私もつたないHPを作ってます。
よろしければ、御笑聴ください。
http://www17.plala.or.jp/space-yk/
きっちゃん
2012/10/13 21:23
>きっちゃんさん
コメントありがとうございます。
いろいろと趣味をお持ちで、ボリュームのありそうなHPですね。
Pinebridge
2012/10/14 00:40

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