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zoom RSS “♪Lagrima(涙)”の出だしとコード

<<   作成日時 : 2014/07/12 00:27   >>

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 昨日、午後になって結局台風もそれ、天気もよくなったので、2時間弱で上り下りのコースを30kmちょっと走って家に戻ると、前回の自分のブログに、退職後クラシックギターに挑戦しているTommyさんからコメントがあった。

 前回のブログを見ていただければわかるのだが、ここに再掲しておきましょう。

●Tommyさんのコメント
 『初心者の私はコードが全く弾けませんが、弾けるようになると又違った音楽の世界があるのでしょうね。取組める日を楽しみしておきます。』

●Pinebridgeの返信
 『 クラシックの方はコードを押さえてジャカジャカと弾くことはないでしょうけど、カルカッシ、 カルリ、ソルの練習曲など、実はコードの構成音を一つ一つ弾いていたり、二つの重音で弾いたりしているものがありますから、全く別の世界ではないと思っています。
 ただ、いわゆるフォーク世代は、コードをその押さえ方の指の形として覚え、1音1音は意識せずに弾いている、クラシック初心者の方は、旋律として1音1音を丁寧に弾いているけど、それが全体としてコードの流れになっているとは理解していないということだと思うのですが。
 Tommyさんの練習しているものが音楽に聞こえるなら、それはコード名が書いていないだけで、各小節に1個ないし何個かのコードがあるということになると思います。

 一つの具体的例として、 F.Tarrega の“♪ラグリマ(涙)”という曲がありますが、この第2・第4小節は全く同じ弾き方で、実は、この小節の音を全部一斉に鳴らせばB7というコードになっています。』


 今回は、このことを、もう少し具体的に書いておきましょう。

 F.Tarrega の“♪ラグリマ(涙)”の出だしのTAB譜を以下に。(これを2回繰り返します。)
 普通の楽譜とTAB譜を掲載すればいいのでしょうが、面倒だという人のために、今回は簡便に。
 
 拍子は、4分の3拍子。  

   E     F#m11  E/G#   B7/D#

E|--4-------5-------7------|--2----------------------|
B|------0-------0-------0--|------0-------0-------0--|
G|-------------------------|----------2--------------|
D|--2-------4-------6------|--1----------------------|
A|-------------------------|------------------2------|
E|-------------------------|-------------------------|

 緑の数字は4分音符、赤の数字は付点2分音符、あとはすべて8分音符です。
 (普通の楽譜を書いた方が、簡単だったかなあ?)

 第2小節を見てください。
 1弦2フレット、2弦開放、3弦2フレット、4弦1フレット、5弦2フレットを使います。
 これを全部使うと、B7というコードになります。
 (ただし、4弦1フレットのD#がベース音になるので、B7onD#ということになります。)

 上の青で書いたものが、今回の小節のコードになります。
 下に、それを指板図君で載せておきます。

第1小節

第2小節

 この曲は4分の3拍子ですから、それぞれクリックして、第1小節のコードは1拍ずつ、第2小節のコードは3拍で2回繰り返して見てください。

 どうです。これだけで“♪ラグリマ(涙)”に聞こえませんか?

 クラシックの方は、必要な音だけを出して、消音を完璧にしているのだと思います。

 自分のような初心者は、クラシックになると一つ一つの音を追うのに精一杯で、コード自体も楽譜には書いていないので、コードの意識はしていないのです。

 以前この曲を弾こうとしたとき、次々にスライドさせるようにポジションを変える第1小節に比べて、第2小節は最初の音を伸ばしながら、その後も全く指のポジションを変えなくてもいいことに気付いたとき、あれっ、これってB7のコードそのものだなあと思ったのです。

 普通の曲である以上、コードはすべてあるわけで、今回は、それだけのことを説明するために、こんなに長くなってしましました。

 やはり、演奏動画がないとイメージできない気がするので、この曲の演奏動画をYoutube から。
 比較的、運指の見やすいものを選びました。
 (退屈だといわずに、最初の出だしだけでも御覧ください)
 第2小節の最終的な指の形がB7になっていることがわかるでしょう。
画像

 自分は、反則で、ここは最初からB7を押さえてしまいます。(^_^;))

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
日記に書かれてらっしゃる通り、フォーク世代はコードを和音としてではなく
形として覚えて弾いて折られる方が多いかもしれません。

何といっても昔のフォークソングはローコード数種類で弾ける曲が
たくさんあったからなのかなと思います^^

逆に楽譜の上で運指を鍛えて来たクラッシックの方は、単音は大事にされても
逆に和音を一度に弾くことがないのでコードを意識することが少ない
まさにそこがポイントなのでしょうね。

そういう意味からも、アコギ弾きさんがクラギを勉強するは
(その逆もまた)とても有意義なことかもしれませんね。

今回のpinebridgeさんの日記はTommyさんならびにクラギをメインに
練習されていらっしゃる方には福音になるないようです!

ササン
2014/07/12 08:58
よく理解できました?!(笑い)
難しいコードでも頑張って弾かないと
作者の考えている音楽にならないんだと
再確認できました・・・?!(笑い)
kashin
URL
2014/07/12 10:11
>ササンさん
 もともと音楽に境はないのでしょうね。
 その人その人の楽しみ方で、いいのでしょう。
 どんな趣味でもそうでしょうが、少しずつでも段階が進むと、楽しみの質もかわってきますね。
Pinebridge
2014/07/12 12:42
>Kashinさん
 部分にこだわらずに全体をみることが大事ですね。
 でもその全体は、部分、部分に支えられているということでしょうか。
Pinebridge
2014/07/12 12:44
Pinebridge様
特別なお計らいをしていただき大変ありがとうございます。コードをコードと知らずに弾いているのも初心者ですね。今回説明していただきとてもすっきりしたような気分になっています。実際にコードを理解し自在に曲が弾けるまでは時間がかかるとは思いますが練習の道筋が見えてきたような気がします。ありがとうございます。
Tommy
2014/07/12 15:05
>Tommyさん
 クラシックギターを始めて10か月でしたね。
 基本から先生についてますし、腱鞘炎や筋肉痛になるくらい真面目に取り組んでおられるので、その練習はきっと上達につながるでしょう。
 自分のいい加減さを反省させられます。
Pinebridge
2014/07/12 15:36

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