爪先のような小さな話(右手編)

 自分は、右手の爪にアロンアルファ「釣名人」を塗っているが、現在は、人差し指と親指の2本だけで、量も少ない。1度塗りか薄めで2度塗りでやめている。塗る範囲も、伸ばした白い部分は別として、爪床(ピンクの部分)には2~3㎜といったところだ。
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画像 オレンジ色の線の先の部分だけにアロンアルファが塗ってある。塗った部分と塗らない部分がわざとわかりやすいように光の角度やつやを調整して撮影している。いつもは、注意してみないと境がよくわかないようにしている。つやもぴかぴかにならないようにしているが、使っているうちに自然につやが増して行く傾向がある。

 再びギターを弾いてみたいと強く思ったのは、押尾コータローの演奏を聞いたのがきっかけだったので、爪の補強についても興味をもつこととなり、これもいろいろ試行錯誤してきた。

 フラメンコのギタリストがアロンアルファ「釣名人」を使っているという話を聞き、最初は、アロンアルファだけ、親指から薬指まで、爪先の方だけにおそるおそる塗ってみた。

 最初、瞬間接着剤を爪に塗ることには非常に抵抗があったが、塗る範囲も最小で、特に不具合は起こらなかった。
 何回目からは、ティッシュを1枚三日月から半月状にして爪に載せ、アロンアルファを染みこませ、形を整え表面を磨いていた。
 見た目もたいへんきれいで、中にティッシュが入っていることなど分からないし、継ぎ目の段差を上手に処理してなめらかにすることも上手になった。
 強度は、弦をたたいてもびくともしない十分なものがあったし、また、この爪で弾いてみると、しっかりとしたクリアないい音が出た。

 ただ、しっかりと強度が出る分、下地になる爪との堅さ・柔らかさの違いから、はがれが始まる気がした。また、はがして交換するとなると手間がけっこうたいへんだった。はがれるときには、下の爪の表層も一部はがしとるので、爪が薄くボロボロになってしまう箇所もあった。

 たたき系はやらずに、普通のピッキングをする方が多くなり、ティッシュを貼ることはやめたが、何もつけないと、カーターファミリーや指でのストロークで爪は削れていくし(自分の人差し指の爪は短くするので、削れると困るのだ)、伸ばした親指の爪が何かの拍子にかけることがあり、アロンアルファだけをつけるようにした。

 いろいろやってみているうちに、薄く塗った方が逆にはがれにくく長持ちすることがわかった。おそらく、薄く塗った接着剤の膜はある程度の柔軟性をもっているので、爪の曲がりやゆがみに応じて曲がり、結果としてはがれにくいのではないかと思っている。

 今はほんの一塗りなので、はがすときも塗るときも簡単である。はがすときには、「アロンアルファはがし隊」は絶対の必需品。これのおかげで、爪を痛めずにきれいにアロンアルファをとることができる。
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 本当は一番いいと思われるグラスネイルは購入寸前まで考えたが、試すには高価すぎる。まあ、アロンアルファで十分だし、今ぐらい触る時間が少なくなったら、これでも十分かなと思ったりもしている。

 アロンアルファは、やはり「釣名人」がいい。一番の低粘性でうすく伸びるからだ。
「釣名人」は、普通の接着剤のコーナーには置いてなく、釣り具用品のコーナーにある。「釣名人」の入れ物は、緑とグレーのものがあり、それぞれ1gと2gである。これは、緑の1gがよい。大量に使うことはないし、緑がなくてグレーを買ったときは、ふたの形状が違い、入れ物の口がふさがったり、くっついたりして全部使い切ったためしがない。
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 フィンガーピッキング系では、押尾コータロー氏(思えば、彼の楽譜集やDVDを見たのが、爪の補強をするきっかけだった)、岸部眞明氏がきちんと処理している。師匠に当たる中川イサト氏がかつて、ピンポン球を切って爪に貼っていたことは有名。打田十紀夫氏は、一昨年打ち上げで聞いたとき、ある楽器さんのすすめでグラスネイルを試しに塗ってもらっていると話していた。一方、岡崎倫典氏は、爪には何もつけていないと自身が語っている。
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