ブリッジピン穴の弦溝

 このFG-200のブリッジは、きれいに弦溝が彫ってあるように見えるが、これは、使っているうちに自然に弦がくい込み、少しずつ削れてしまったものである。
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 一方、Santa Cruzのギターは、中古で購入したときから溝が切ってあった。製造元でHPに掲載している写真を見ると、最初から溝を切っているようにも見える。
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 自分のSanta Cruzのギターの場合は、ブリッジピンも他のギターと比べると信じられないくらいゆるく、弦はこの溝にはさみ込んで、ピンは穴のふたをしている感じである。それでも、ゆるんだり抜けたりすることは決してない。
画像 しかし、ひとつ問題がある。 それは、この写真にあるように、サドルに弦の最後の部分の巻き弦の太いところがかかる場合があるのだ。
 ブリッジピン自体に彫ってある弦溝をわざと別の方向にするか、取り外した弦の末端のリングをとっておいて、新しい弦の末端に通すとかして、通常の太さのところでサドルに乗るように調整しなければならない。
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 海外のギターショップでは、こんな対策をしているところもあるようだ。
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 ところで、この弦溝をわざわざつけることについて、いくつかのホームページで説明されているが、主な理由として、以下の3点ぐらいがあげられている。
①この溝が無いと、弦の張力がピン穴を広げようとしてブリッジがピン穴を介してわれが生じる事がある。
②弦とブリッジの設置面積が大きくなり、弦の振動がよりよくボディーへ伝わる。
③弦高を下げるためにサドルを低くした場合でも、テンションを稼ぐため。(テンションに関しては、まったく逆の説明をしている場合もあるが、弦溝でテンションが下がり、弾きやすくなるというのは、納得できない。)

 多くは、鳴りがよくなり、いい音になるとしているところが多い。自分のYAMAHAもSanta Cruzも鳴る方だとは思っているが、自分で直接弦溝のあるなしで音を比較したことがないので、実感としてわからない。
 しかし、自分が、もしまた新しいギターを買ったとして、自分で、わざわざこの溝を切る勇気はないなあ。

 今回のブログの説明用に弦とエンドボールの図を描いたが、このエンドボールの向きについては、次回触れたい。
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この記事へのコメント

人生バックドロップ
2011年10月08日 22:13
今晩は!
弦溝があることによって巻き弦の太いところが乗る経験は自分もしました。ブログに投稿しようと思ったのですが、メーカーによって太くなる部位とポールエンドの距離が違うことに気づきました。押尾ファンの私は彼と同じディーンマークレーの弦を購入したのですが古いヤイリのギターではサドルに太いところが乗ってしまうのですがマーチンの弦だと平気でした。相性があるんだと思います。
2011年10月09日 01:00
コメントありがとうございます。
そうですね。メーカーによって、また、同じメーカーでも種類で違いますね。

困ったことに、どちらかというと、ピン穴がサドルに近い5・6弦の方が、折り返しの太いところが長い傾向があるんですよ。

それから、ギター自体も、サドルとピン穴の距離が、近いものも遠いものもありますね。