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zoom RSS ボブ・ディラン“♪Forever Young”と絵本『はじまりの日』 その2

<<   作成日時 : 2018/11/24 00:04   >>

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 ボブ・ディランの“♪Foerever Young”という歌をもとに作られた絵本を、アーサー・ビナードが日本語訳した『はじまりの日』。
 一度東京の書店で流し見してみたことはあったが、改めて見てみたいと思い八戸市立図書館の蔵書検索をしてみると、本館にはなく南郷図書館に1冊だけあることがわかった。

 ちょうど見てみたいと思っていた本の新しい版も南郷図書館にあることがわかり借りてきている。
 市立図書館は一度に5冊までが15日間借りられるが、それは一つの図書館での制限であり館が違うとそこでも借りられるというので、この日は本館でも何冊か借りた。
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 改めて『はじまりの日』という絵本を見てみると、アーサー・ビナードの訳の素晴らしさには改めて感心したが、ポール・ロジャーズの書いた絵にも面白さを感じた。

 ポール・ロジャーズは巻末でこの絵本の自身の絵について少し書いているが、ボブ・ディランに関するいろいろな要素を絵の中にさりげなく盛り込んでいるのだ。

 例えばということで、
「やくそくを まもって
 うそを きらいますように」
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のこのページからは、こんなことが読み取れる。

 ポール・ロジャーズ自身がこのページの解説には、こう書いている。
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May you grow up to be righteous, may you grow up to be true.
1960年代の二ユーヨークには、改造した自転車にレコードをいっぱい摘んで街中を回る「バイシクル・ミュージック・ベンダー」がいた。今日は4丁目通りの角に店をかまえて、見ればとてもいいアルバムをとりそろえている。カントリーのジョニー・キャッシュはもちろん、ブルースのロバート・ジョンソンやブラインド・ウィリー・マクテルのものもある。ディランの「デソレーション・ロー」という歌と同じように、美容院には水兵たちがたむろしていて、サーカスがちょうど街にやってきているのだ。

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 まずは、そのレコードから。
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 カントリーでは、ハンク・ウィリアムズ、ジョージ・ジョーンズ、ハンク・スノウ
 フォークでは、ランブリン・ジャック・エリオット、ピート・シーガー、オデッタ
 ブルースでは、ロバート・ジョンソン、ブラインド・ウィリー・マクテル
 また、ハリー・ベラフォンテやおそらくエルヴィス・プレスリーであろうレコードも見えている。
 顔だけのジャケットが、ジョニー・キャッシュではないだろうか。

 そして、この「バイシクル・ミュージック・ベンダー」にはJINGLE-JANGLE RECORDSと店名がついているが、JINGLE-JANGLEは“♪Mr,Tambourine Mern”に出てくるタンブリン(自分たちの若い頃はタンバリンといったのだけど(^^;))の音を表す言葉からの引用だろうと思われる。

 このレコード屋の後ろに見えている街灯に書かれている文字からは“♪Positirely 4th Street”という曲が思い浮かぶ。

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 ロジャーズ自身が書いているように“♪Desolation Row”の歌詞の中に「The beauty parlor is filled with sailors, the circus is in town. (美容院は水平で満員、サーカスが町に来ている。)」とある。
 右の部分が隠れているこの看板には、「THE CIRCUS IS IN TOWN」と書かれているのでしょう。

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 バスの横に書いている「THE FINEST SCHOOL ALL RIGHT」は、“♪Like a rolling stone”の歌詞にそのまま出てくる。

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 最初はペットショップに書かれた「ANIMALS」や「BIRDS」もディランと同じ曲をカバーしているグループをほのめかしているかと思ったが、バースは「THE BYRDS」であって「BIRDS」ではないなと思いながら、他のキーワードで検索していたらなんとこの絵と同じ表示が出てくるディランの動画があることが分かった。
 これは、"No Direction Home - Bob Dylan Part 2"の中に出てくる文字と同じものである。
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 このように、ディランにそれほど詳しくない自分でも調べればこれくらいはわかって面白いのだから、ディラン好きであればあるほどこの絵本から読み取ることができてたまらないのかも知れない。(このページだけでもまだまだいろいろなことが隠されていることに気付かれるのかも)

 そんな訳で、この絵本は子どもはもちろんだけど、ディラン好きの大人の方にこそ是非見てもらいたい本なのです。


 【 余 談 】
 竹原ピストルの歌に同名の“♪Forever Young”があるけれど、彼も多分にボブ・ディランを意識しているのではないだろうか。

  『竹原ピストルのブログ 流れ弾通信』の中で、“♪石ころみたいにひとりぼっちで、命のそこから駆け抜けるんだ”について、本人が「※ボブ・ディラン 『ライク・ア・ローリングストーン』をモチーフにして」と書いている。

 タイトルもそうだが、歌詞の中にある「どんな気持ちだい?ってきかれても どうにもうまく答えられないけど」は、ディランの“♪Like a rolling stone”の歌詞の中で「How does it feel, how does it feel?」と歌われていることに応えているように感じられる。  


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ほぼ1年ぶりにブログに帰ってきましたね(^O^)
ギターリペアの話題やら、音楽評論?や深い音楽知識など楽しませてもらってます(^O^)
ふ良
2018/11/24 09:52
>ふ良さん
写真を何枚かupしたり短い文くらいならFacebookが手軽だけど、少し長いものを画像とからめて書くのはブログの方がいいようですね。

何の知識もないけど、思いつくことや調べてわかったことなどをまたMemoがわりに少しずつ書いていこうかなと思っています。

コメントありがとうございます。(^_^)
Pinebridge
2018/11/24 12:46

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